WordPressのブロックエディタ拡張:Getwidについて解説(32)Image Hotspot

タナビーの高梨です。

今回はGetwidのImage Hotspotブロックに関する設定を解説していきます。

全般設定については こちらをご覧ください。

Image Hotspot概要

Image Hotspotブロックとは公式ページの引用では

Gutenbergアドオンマーケットで唯一のものです!あなたの画像の上に完全にカスタマイズ可能なツールチップと無制限のアニメーションマーカーを配置し、より有益でインタラクティブなものにします

公式ページ(翻訳 by DeepL先生)

だそうです。

何だかすごそうですが、何だかよく分かりませんね。

実際にはこんな感じです。

「+」マークのアイコンのところにマウスを重ねると吹き出しが現れます。

Hotspotのタイトルです!

どういった設定があるのでしょうか。

さっそく、見ていきましょう!

ツールバーの設定

設定の前に、まずは画像をメディアライブラリから選択しましょう。

そして、画像にアイコンを重ねていくのですが、これは右のブロック設定からではなく、ツールバーで操作します。

ツールバーのこの部分を選択し、画像の上にマウスを重ねると、マウスが「+」になります。

その状態で好きなところをクリックすると、そこにホットスポットと呼ばれるアイコンが設定されます。

と、同時に設定画面(Edit Point)が表示され、ホットスポットのブロック設定ができるようになります。

設定には3つタブがあります。

  • Content
  • Position
  • Style

それぞれ解説していきます。

Hotspotブロック全体の設定もできますので、これは後述します。

Contentタブ

Title:吹き出しの一番上に表示されるタイトルを入力します。上記例で「Hotspotのタイトルです!」となっている箇所です。

リンクマーク:アイコンを押したときにリンクする場合にURLを入力します。「Open in New Tab」をオンにしておくと、リンク先が新しいタブで開かれます。

Popup Content, Plain Text or HTML:吹き出しの本文を入力します。普通のテキストか、HTMLで入力することができます。

Open by default:オンにすると、最初から吹き出しが表示された状態になっています。オフにすると、アイコンにマウスをホバーした時に吹き出しが表示されます。

Positionタブ

X Coord(%):アイコン表示のX軸の位置を数値で設定します。ゼロが一番左、100が一番右です。

Y Coord(%):アイコン表示のY軸の位置を数値で設定します。ゼロが一番上、100が一番下です。

Tooltip Position:吹き出しをアイコンに対してどの位置に表示するかを設定します。「Top(アイコンの上)」「Right(アイコンの右)」「Bottom(アイコンの下)」「Left(アイコンの左)」から選択します。

Popup Maximum Width, px:吹き出しの最大の横幅をpxで設定します。

Styleタブ

Point icon:アイコンを選択します。

Point Background:アイコンの背景色を設定します。パレットから、または、カスタムカラーでカラーピッカーか直接RGB数値入力で設定します。

Icon Color:アイコンの色を設定します。パレットから、または、カスタムカラーでカラーピッカーか直接RGB数値入力で設定します。

Hotspotのブロック設定

Hotspotのブロックを選択すると、エディタ右のブロック設定でHotspot全体の設定ができます。

設定にはタブが3つあります。

  • General
  • Style
  • Advanced

それぞれ解説していきます。

Generalタブ

Image:画像を選択します。

Image Size:画像サイズを選択します。

Tooltip Interactivity:吹き出しを表示させるための動作を「Hover(マウスホバーしたら表示)」「Click(アイコンをクリックしたら表示)」「Click Multiple(アイコンをクリックしたら表示されるが、複数アイコンがある場合、他をクリックしても自動で消えない)」から選択します。

Point Icon:表示されるアイコンを選択します。

Point Size:アイコンの大きさを数値で設定します。

Point Spacing:アイコンの周りのスペース(いわゆるパディング)を数値で設定します。

Styleタブ

Point Background:アイコンの背景色を設定します。パレットから、または、カスタムカラーでカラーピッカーか直接RGB数値入力で設定します。

Icon Color:アイコンの色を設定します。パレットから、または、カスタムカラーでカラーピッカーか直接RGB数値入力で設定します。

Point Opacity:アイコンの透明度を設定します。ゼロが完全透明、100が完全不透明です。

Advancedタブ

Tooltip Theme:吹き出しの表示パターンを「Default」「Dark」「Light with border」「Google」「Dark with transparency」から選択します。それぞれこんなイメージです。

Display tooltip arrow:オンにすると、吹き出しに三角のいわゆる吹き出しっぽい部分が表示されます。オフだと三角が表示されず、ただの角丸四角になります。

Tooltip Animation:吹き出しの出方のアニメーションを「Shift Away(アイコンから押し出すように表示)」「Shift Toward(アイコンに向かってくるように表示)」「Fade(モヤっとその場に現れるように表示」「Scale(その場で大きくなるように表示)」「Perspective(パタンっと倒れるように表示」から選択します。

Point Animation:アイコンのアニメーションを「None(アニメ無し)」「Pulse(ピコピコする)」から選択します。

Point Appearance Animation:アイコンの現れ方のアニメーションを「None(アニメ無し)」「Zoom In(ブワっと大きくなる)」「Slide Down(上からなだれ落ちてくるように表示)」から選択します。

Point Animation On Hover:アイコンにホバーした際のアニメーションを「None」「Bounce」「Flash」「Pulse」「Rubber Band」「Shake」「Hand Shake」「Head Shake」「Swind」「Tada」「Wobble」「Jello」「Jack In The Box」から選択します。それぞれの動きは、Iconブロックの解説記事で実際の動きが確認できます。

まとめ

設定個所は以上です。

ギミックが面白いですが、使いどころが難しいかもしれません。