cocoonフック調査~get_additional_related_entries_classesの使い方と活用例

タナビーの高梨です。
WordPressのテーマ「Cocoon」には、テーマ改変なしでデザインや動作を拡張できる豊富なアクション・フィルターフックが用意されています。
分かる範囲で内容を調査したのでブログにまとめていこうと思います。
今回は関連記事一覧のコンテナであるrelated-entriesのidがついた<aside>のクラスを任意に追加できるフィルターフック
👉get_additional_related_entries_classes
です。
フックの概要
フック名 | 発火タイミング |
---|---|
get_additional_related_entries_classes | 関連記事一覧を表示するタイミングで発火 |
発火条件
関連記事一覧を描画する際に、無条件に1回発火します。
cocoon設定の投稿タグで関連記事一覧の表示が有効になっているなど、関連一覧が表示されないと発火しません。
使いどころ
関連記事一覧のrelated-entriesのidと同じ名前のクラスがついた<aside>のクラスを任意に追加できます。
ただ、そもそもrelated-entriesというidやクラスが付いているため、CSSを当てるだけならこのフックを使う意味があまりありません。
あえてあるとすれば、テーマ本体CSSと衝突しないスコープを作るといったところでしょうか。
「デザインを変えたいだけ」ならCSSで既存のrelated-entriesのidやクラスをターゲットにすれば十分です。
apply_filters呼び出し元のソースコード
lib/additional-classes.php
function get_additional_related_entries_classes($option = null){
/// 省略 ///
return apply_filters('get_additional_related_entries_classes', $classes);
}
引数
$classes:(string)クラス名のリスト。
※body_class_additionalではarrayですが、こちらはstringです。
カスタマイズコード例
以下は無条件に’additionalClass’というクラスを追加する例です。
function customize_get_additional_related_entries_classes( $classes ) {
$classes .= ' additionalClass';
return $classes;
}
add_filter( 'get_additional_related_entries_classes', 'customize_get_additional_related_entries_classes' );
注意点
・要素にすでにrelated-entriesというクラスがあるため、単純にデザインを変えるだけならフックは不要です。
・クラスは文字列で処理されるため、スペースを忘れるとクラスが連結されて壊れる可能性があります。
・レイアウトやスタイルの調整以外での使用目的はほとんどなく、基本的には限定的な用途向けと思われます。
まとめ
・get_additional_related_entries_classes関連記事一覧のコンテナであるrelated-entriesのidがついた<aside>のクラスを任意に追加できるフック
・単純なCSS適用だけなら既存のクラスで対応可能
・主にテーマ本体CSSと衝突させずにカスタムスタイルを適用したい場合に有用
このフックは、独自のスコープを作るなど、特殊なカスタマイズが必要なときにだけ利用するのが現実的と思われます。