cocoonフック調査～footer_site_logo_textの使い方と活用例

タナビーの高梨です。

WordPressのテーマ「Cocoon」には、テーマ改変なしでデザインや動作を拡張できる豊富なアクション・フィルターフックが用意されています。

分かる範囲で内容を調査したのでブログにまとめていこうと思います。

今回はフッターのサイトロゴの<img>タグに設定されるALT属性の内容を変更できるフィルターフック
👉footer_site_logo_text
です

フックの概要

発火条件

フッターのロゴが表示されるタイミングで無条件に発火します

使いどころ

ロゴの<img>タグに設定されるALT属性の内容を変更できます。

また、Cocoonではこの値が タグの content 属性（＝サイト情報のメタデータ）にも利用されているようです

利用例：

・ページごとに異なるALTテキストを設定したい

・サイト名とは異なるブランディング名やスローガンを表示したい

・SEO・アクセシビリティを意識してALT文言を明確にしたい

下記の記事で紹介したsite_logo_textはヘッダとフッタを同時に変更しますが、この記事で紹介するfooter_site_logo_textはヘッダのみを対象とします。

cocoonフック調査～site_logo_textの使い方と活用例

site_logo_textは、WordPressのテーマ「cocoon」で提供されているフック。使いどころ、使い方等調査しました。

また、下記の記事ではヘッダのみ対象とするheader_site_logo_textを紹介しています。

cocoonフック調査～header_site_logo_textの使い方と活用例

header_site_logo_textは、WordPressのテーマ「cocoon」で提供されているフック。使いどころ、使い方等調査しました。

apply_filters呼び出し元のソースコード

$site_logo_text = apply_filters('footer_site_logo_text', $site_logo_text);

引数

$site_logo_text：（string）ALT属性の内容

カスタマイズコード例

一律に全てALT属性を”modified text”という内容に書き換えたい場合の例です

function customize_footer_site_logo_text ( $site_logo_text ) {

    $site_logo_text = 'modified text';

    return $site_logo_text;

}
add_filter('footer_site_logo_text', 'customize_footer_site_logo_text' );

注意点

・<meta>タグにも同じ値が使われる仕様のため、文字数や表現の一貫性に注意が必要です

まとめ

・footer_site_logo_textフックは、CocoonテーマにおけるサイトロゴのALT属性とメタ情報を変更できるフィルターです。

・デフォルトではサイト名が自動で使われますが、ブランド名やページ別の説明を入れることで、SEO・アクセシビリティの両面で微調整が可能になります。

・ヘッダ、フッタを一括で変更したい場合はsite_logo_textの方が便利です。

・ちょっと地味ですが、細かい品質改善に使える便利なフックといえるでしょう。