cocoonフック調査~site_logo_textの使い方と活用例

2025年10月29日
cocoon
WordPress

タナビーの高梨です。

WordPressのテーマ「Cocoon」には、テーマ改変なしでデザインや動作を拡張できる豊富なアクション・フィルターフックが用意されています。

分かる範囲で内容を調査したのでブログにまとめていこうと思います。

今回はヘッダ、フッタのサイトロゴの<img>タグに設定されるALT属性の内容を変更できるフィルターフック
👉site_logo_text
です

フックの概要

フック名発火タイミング
site_logo_textヘッダ、フッタ描画時

使いどころ

ロゴの<img>タグに設定されるALT属性の内容を変更できます。

また、Cocoonではこの値が タグの content 属性(=サイト情報のメタデータ)にも利用されているようです

利用例:

・ページごとに異なるALTテキストを設定したい

・サイト名とは異なるブランディング名やスローガンを表示したい

・SEO・アクセシビリティを意識してALT文言を明確にしたい

apply_filters呼び出し元のソースコード

引数

$site_logo_text:(string)ALT属性の内容

カスタマイズコード例

一律に全てALT属性を”modified text”という内容に書き換えたい場合の例です

注意点

・<meta>タグにも同じ値が使われる仕様のため、文字数や表現の一貫性に注意が必要です

まとめ

・site_logo_textフックは、CocoonテーマにおけるサイトロゴのALT属性とメタ情報を変更できるフィルターです。

・デフォルトではサイト名が自動で使われますが、ブランド名やページ別の説明を入れることで、SEO・アクセシビリティの両面で微調整が可能になります。

・ちょっと地味ですが、細かい品質改善に使える便利なフックといえるでしょう。